pH4処理酸性人免疫グロブリン(皮下注射)
ハイゼントラ20%皮下注

ハイゼントラ 製品特性・特徴 血液腫瘍領域版

特徴(特性)

  • 国内で初めて開発されたSCIG(subcutaneous immunoglobulin)です。
  • 週1回、もしくは2週間に1回投与で週1回投与の2倍量投与します。海外第Ⅲ相試験において、週1回投与群と2週間に1回投与群における有効性・安全性に差異はなく、IgGの全体的な暴露量も同程度であったと考えられました。
  • 本剤はIgGとして20%という高濃度のタンパク質を含有しているため、投与あたりの投与量を低減することが可能となりました。少量を高頻度で投与することにより、血清IgGトラフ値の変動がIVIGよりも少なく、より生理的な血清IgGトラフ値が維持できます。
  • 皮下注射するため、静脈の確保が困難な患者へも投与が可能です。
  • 皮下注射であるため、患者の自己投与及び在宅投与が可能です。
  • 無又は低ガンマグロブリン血症を呈するPID患者において、血清IgGトラフ値は、IVIG投与期間では6.53g/L、本剤有効性評価期間では7.15g/Lでした。
    また、本剤の2週間に1回投与の忍容性及び安全性を評価した海外第Ⅲ相試験において、 血清IgGトラフ値の平均値(SD)は週1回投与で10.04(1.63)g/L、2週間に1回投与で9.86(1.68)g/Lでした。
  • PIDの患者を対象とした国内第Ⅲ相試験において、25例中21例(84.0%)に175件の副作用が認められました。主な副作用は、注射部位の局所反応20例(80.0%)で、本剤投与584回中160件(27.4%)でした。(承認時)
    重大な副作用として、アナフィラキシー反応、無菌性髄膜炎症候群、血栓塞栓症、肝機能障害、黄疸、急性腎障害、血小板減少、肺水腫が報告されています。詳細は電子添文の副作用及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。

    SCIG:Subcutaneous Immunoglobulin 皮下注射用免疫グロブリン製剤  IVIG:Intravenous Immunoglobulin 静注用免疫グロブリン製剤  PID:Primary Immunodeficiency 原発性免疫不全症候群  CIDP: Chronic Inflammatory Demyelinating Polyneuropathy  慢性炎症性脱髄性多発神経炎

    ハイゼントラ インタビューフォーム 一部抜粋

4. 効能又は効果

  • 無又は低ガンマグロブリン血症
  • 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制(筋力低下の改善が認められた場合)

6. 用法及び用量(抜粋)

  • 〈無又は低ガンマグロブリン血症〉
    通常、人免疫グロブリンGとして50~200mg(0.25~1mL)/kg体重を週1回皮下投与する。2週間に1回投与する場合には、1週あたりの用量の2倍量(100~400mg(0.5~2mL)/kg体重)を皮下投与する。なお、患者の状態に応じて、1週もしくは2週あたりの投与量及び投与回数は適宜増減する。

「禁忌を含む注意事項等情報」等については、電子化された製品添付文書をご参照ください。

JPN-HCI-0419

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