血友病性関節症の早期診断と進行予防は血友病診療において重要な項目ですが、「血友病患者のQOLに関する研究」令和2年度調査報告によると、関節評価が十分に実施されているとは言い難い現状が浮き彫りになりました。本連載は3回にわたり血友病診療での関節評価の重要性と画像評価のモダリティ別特徴について解説します。第1回目は関節評価の現状と単純X線(XP)、第2回目は超音波(US)評価、第3回目はMRI評価について取り上げます。ぜひ連載を通してお読みいただき、日常診療にお役立てください。
竹谷 英之 先生
国立病院機構敦賀医療センター リハビリテーション科医長