これからCIDP患者さんと接する可能性がある医療関係者の皆様に
「これだけは知っておいていただきたい」CIDPの基本情報を掲載しています。
慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP)は、8週間以上の経過で進行する、あるいは再発・寛解をきたす四肢筋力低下と感覚障害を主徴とする免疫介在性脱髄性末梢神経障害です。
末梢神経ミエリンあるいはシュワン細胞を標的とする自己免疫性疾患ですが、疾患特異的標的抗原はまだ同定されていません。
日本の疫学調査(2021年)では、CIDP推定患者数は約4,180名、平均発症年齢は52歳と報告されています。1)
文献
1)慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー,多巣性運動ニューロパチー診療ガイドライン2024 P2-6 南江堂