ここ数年で劇的な進歩を遂げている血友病領域で、さらなる科学的発展はあるのか、
患者さんが一生涯付き合わなくてはならないこの疾患に、医療者はどのように向き合うべきなのか。
日本の血友病診療を牽引するフラッグシップの先生方に診療に対する熱い想いを語っていただきます。
柏原 やすみ さん
産業医科大学病院 血友病センター 血友病ナースコーディネーター
九州地域の血友病診療拠点の1つである産業医科大学血友病センターに所属、血友病ナースコーディネータとして活動。診療科を問うことなく要請に応じて血友病患者の手術を含む診療場面に立ち会い、処置に伴う出血に対する止血手技のサポート等を介して当該診療科看護師と情報を共有化、血友病患者待機入院予定病棟看護師に対して出血に対する回避と処置を中心とした留意点等を助言するなど多様な業務に従事。血友病ナースコーディネータの魅力とは何かの問いに対し、“胎児の段階から家族にも寄り添い続け、患者の一生涯の伴走者たり得ること”と回答。