血友病の治療目的は、凝固因子の予防的定期補充等によって出血を防ぐことに加え、患者さんがアクティブな生活を送り、非血友病者に引けを取らない生活の質（QOL）を享受できることを目指すようになりました。患者さんをはじめ、家族・保因者の方々のQOLの向上には何が求められているのでしょうか。
本連載では第1回目で患者さんのQOL、第2回目で家族・保因者のQOLを取り上げ、彼らの健康感・満足感の高い生活の実現に、医療者はどのように寄り添うべきかを探ります。
竹谷 英之 先生
国立病院機構敦賀医療センター リハビリテーション科医長
