ベリプラストの効能又は効果は?
組織の接着・閉鎖(ただし、縫合あるいは接合した組織から血液、体液または体内ガスの漏出をきたし、他に適切な処置法のない場合に限る。)
引用:電子添文
ベリプラストの効能又は効果に関連する注意は?
大腸領域において、著しい浮腫、過度の張力、極端な口径の差など吻合部局所の状況が極度に悪いときには、効果が得られないことがあるので使用しないこと。
引用:電子添文
ベリプラストの用法及び用量は?
用法はフィブリノゲン末(バイアル1 )をアプロチニン液(バイアル2 )全量で溶解し、A液とする。トロンビン末(バイアル3 )を、アプロチニン液量と同量の塩化カルシウム液(バイアル4 )で溶解し、B液とする。接着・閉鎖部位にA液、B液を重層または混合して適用する。
用量は『通常、10cm2あたりA液B液各々1 mLを適用する。なお、接着・閉鎖部位の状態・大きさに応じ適宜増減する。』となります。
引用:電子添文
ベリプラストの貯法は?
凍結を避けて2~8 ℃で保存です。
引用:電子添文
ベリプラストの有効期間は?
2 年間です。使用期限は外箱に表示されています。
引用:電子添文
べリプラストの主な副作用は?
重大な副作用としてショック、その他の副作用として頭痛、嘔吐、黄疸、肝機能異常、過敏症、発熱、胸痛の可能性がございますがいずれも頻度不明です。
引用:電子添文
べリプラストの禁忌は?
本剤の禁忌は下記のとおりです。
1) 本剤の成分又は牛肺を原料とする製剤(アプロチニン等)に対し過敏症の既往歴のある患者
2) 下記の薬剤による治療を受けている患者
・凝固促進剤(蛇毒製剤)
・抗線溶剤
引用:電子添文
べリプラストは妊婦・授乳婦へは使用できますか?
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。」となっています。
本剤の使用によりヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できません。また感染した場合には胎児への障害(流産、胎児水腫、胎児死亡)が起こる可能性を否定できません。
授乳婦
授乳婦へ使用いただく場合、「治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。」となっています。
引用:電子添文