フィブリノゲン配合剤
タコシール組織接着用シート

タコシール 製品特性・特徴

特徴(特性)

タコシールは、有効成分であるヒトフィブリノゲン及びヒト由来のトロンビン画分を、
支持体であるウマコラーゲンシートに固着させたシート状組織接着・閉鎖剤です。

  1. 生理的な血液凝固の作用機序とコラーゲン支持体により、接着・閉鎖を行います。
    本剤は血液、リンパ液などの体液や生理食塩液などにコラーゲン支持体の活性面が接するとコーティング成分が溶解して一部が創面に拡散し、フィブリノゲンとトロンビンが反応して、生理的血液凝固過程の最終段階が開始されます。フィブリノゲンはフィブリン・モノマーに変換され、重合して安定なフィブリン塊となり、組織を接着・閉鎖します。
  2. 用時調製が不要で、適用部位に合わせたサイズにカットして使用できます。
    調製を必要とせず、開封後は即時に使用できます。必要に応じてカットすることができ、小さなサイズにトリミングしたり、折り畳むことでトロッカーに挿入して、内視鏡下手術でも使用可能です。
  3. 有効性
    国内の肝切除例を対象とした二重盲検比較試験において、治験薬貼付5分後に止血を達成した被験者の割合は本剤群100%(54/54例)、タココンブ注)を適用した対照群100%(54/54例)であり、本剤のタココンブに対する非劣性が示されました1)
  4. 安全性
    国内の肝切除例を対象とした二重盲検比較試験において、本剤群の副作用は10例(18.2%)に認められ、主な副作用は発熱6例(10.9%)、発疹3例(5.5%)、処置後胆汁漏出2 例(3.6%)でした。また、対照群の副作用は心室細動1例(1.8%)でした1)
    重大な副作用として、ショック(頻度不明)、膿瘍(頻度不明)があらわれることがあります。
    詳細は、電子添文の副作用及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。

注)タコシールの先行品で、ウシ由来のトロンビンを用いて製造されていた(薬価収載削除製品)。

タコシールの【効能又は効果】

肝臓外科、肺外科、心臓血管外科、産婦人科及び泌尿器外科領域における手術時の組織の接着・閉鎖(ただし、縫合あるいは接合した組織から血液、体液又は体内ガスの漏出をきたし、他に適切な処置法のない場合に限る。)

タコシールの【用法及び用量】

接着・閉鎖部位の血液、体液をできるだけ取り除き、本剤を適切な大きさにし、乾燥状態のままあるいは生理食塩液でわずかに濡らし、その活性成分固着面を接着・閉鎖部位に貼付し、通常3~5分間圧迫する。

作用機序

タコシールのウマコラーゲン支持体は、ハニカム(蜂の巣状)構造です。
このハニカム構造の空洞が圧迫されると毛細管現象により、速やかに創面からの血液を吸収し、凝固反応を進行させ、創面とシートとの接着・閉鎖を完了させます。
また、支持体のもつ伸長性により、組織や臓器の運動にも追従し、接着・閉鎖効果を高めます2)

〈イメージ画像〉

使用方法

1) Kawasaki, S., et al.:Langenbecks Arch. Surg.,402(4), 591, 2017,
2) Erdogan, D., et al.: J Biomed Mater Res B Appl Biomater; 85(1):272-278. 2008

JPN-TSL-0396

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