CIDP治療のこれまで・これから 〜 症状抑制・維持からNEXTの時代へ〜

【監修】　脳神経筋センター よしみず病院 院長　神田 隆 先生

慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー（CIDP）の治療に関する臨床研究は、2000年代前半までの初発・再発時における症状改善のための治療から、2000年代後半以降には、病勢進行の抑制を目的とする維持療法へと進化を遂げた。そして近年、個々の治療法の最適化へと治療コンセプトは進化を続けている。近い将来、CIDP治療はどのようなものになるのだろうか？CIDP治療のこれまで、今後の課題や展望について概観した。