領域別医療情報

CIDP(慢性炎症性脱髄性多発根神経炎)

SDM座談会 CIDPの診療において患者さんが望むこととは? 【前編】SDMの概念と現状・課題

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【司会】
千葉大学大学院医学研究院 脳神経内科学 名誉教授
桑原 聡 先生

【講演・ディスカッサント】
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 健康情報学分野 教授
中山 健夫 先生

【ディスカッサント】
獨協医科大学 脳神経内科 教授
国分 則人 先生

全国CIDPサポートグループ 理事長
鵜飼 真実 さん

全国CIDPサポートグループ
猪瀬 博久 さん

 慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー(CIDP)の診療においては、治療および治療ゴールの考え方について、患者さん側と医療者側との間にギャップが生じている場合がある。2024年に発刊された『慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー、多巣性運動ニューロパチー診療ガイドライン2024』では治療法の選択においてシェアード・ディシジョンメイキング(shared decision making;SDM)を実践することが求められており1)、患者さん側と医療者側が情報を共有し、話し合いを重ねて治療についての合意を形成することの重要性が増している。
 本座談会では医療者側から桑原先生、国分先生、中山先生、患者さん側から全国CIDPサポートグループの鵜飼さん、猪瀬さんにお集まりいただき、CIDP診療の現状と課題について意見を交わしていただいた。
 前編では、SDMの概念と現状・課題を解説していただいた中山先生の講演内容をお伝えする。

開催日:2025年3月30日(日)
会場:帝国ホテル 東京

JPN-HCI-0965

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