【監修医】 獨協医科大学埼玉医療センター 小児科 松原知代 先生
監修医からのコメント
10%液状静注用グロブリン製剤ピリヴィジェン2008年に米国で発売以降、世界91か国で承認されており、国内第3相試験にて日本人の原発性免疫不全症患者における薬物動態と安全性について検討されました。
その結果、有害事象が11例中8例(72.7%)に認められました。
また本試験結果より、無又は低ガンマグロブリン血症において初回の投与開始から約30分は0.6mL/kg体重/時間で投与し、副作用等の異常所見が認められなければ投与速度を7.2mL/kg体重/時間まで徐々に上げることができる。
その後の投与は耐容した速度で開始することができる。として承認されています。
患者さんにとっての新たな選択肢として、ピリヴィジェンの有効性と安全性、特徴について知っていただけると幸いに思います。
松原 知代 先生
獨協医科大学埼玉医療センター 小児科