近年、新規薬剤の登場により多発性骨髄腫(MM)の治療成績は大きく向上しました。一方で、患者さんが長期的に安心して治療後を過ごすためには、これらの治療に付随する低ガンマグロブリン血症やそれに伴う感染症のマネージメントも必要であると考えられます。
今回は、2022年8月4日に行われたCSL Behring Web Symposiumより、日本赤十字社医療センター 血液内科 部長 石田 禎夫 先生にご登壇いただいたご講演「多発性骨髄腫治療戦略の新展開と感染症マネージメント」の内容から、多発性骨髄腫における感染症マネージメント部分に焦点を当ててご紹介します。