- 本剤は、遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制に用いる注射剤です。
- 本剤は1本1.2mL中にガラダシマブ(遺伝子組換え)200mgを含有しています。
構造および名称

注意事項
※キャップは投与時まで外さないでください。
※灰色の部分の針ガードには触れないでください。針が内側にあります。
注意事項
- 外箱開封後は遮光して保存すること。
- 凍結を避けて、冷蔵庫(2~8℃)で保存すること。
- 冷蔵庫から出した後は25℃以下で保存し、使用期限を超えない範囲で2ヵ月以内に使用すること。
- 冷蔵庫の外で保存した場合は、再び冷蔵庫に戻さないこと。
投与部位

薬剤投与時の注意
- 注射部位は腹部、大腿部又は上腕部とし、投与毎に注射部位を変えること。
- 本剤は1回で全量を使用する製剤であり、再使用しないこと。
- 腹部の場合は、おへそから2cm以内は避けること。
- おへそ、ほくろ、傷跡、あざには注射しないこと。
- 皮膚で圧痛がある部位、赤くなっている部位、硬くなっている部位、傷がある部位には注射しないこと。
1.準備物
❶本剤を室温に戻す
本剤を使用する前に冷蔵庫から取り出し、室温に戻します。
- 室温に戻すことで、注射の不快感が軽減できます。
❷ペン(オートインジェクター)本体、薬液を確認
薬液確認窓から薬液が黄色~黄褐色の澄明又は僅かに混濁した液であること、浮遊物がないことを確認してください。
- 薬液中に気泡が見えることがありますが、皮下注射のため、そのまま注射いただいて問題ありません。
- キャップは注射の直前まで外さないでください。次の場合は使用しないでください。
- 薬液に変色、浮遊物がある
- 薬液が凍っている
- オートインジェクターに破損、薬液漏れがある
- 使用期限を過ぎている
2.投与前
❶消毒
投与部位をアルコール綿で清潔にします。投与前に皮膚を乾燥させて、触れないようにしてください。
扇いだり、息を吹きかけたりはしないでください。

❷ペン(オートインジェクター)の準備
オートインジェクターを握り、もう片方の手で、透明のペンキャップを持ち、ひねらずにまっすぐ外します。
キャップを外したあとは、再度キャップを戻さないでください。
先端の灰色の針ガードには触れないでください。
キャップを外したあとはプレフィルドペンを置かないでください。

3.投与
ステップ 1
注射部位の周りの皮膚を優しくつまみ、注射完了までしっかりおさえます。オートインジェクターを注射部位に90度の角度で当てます。薬液確認窓が見えるように本剤の向きを調整してください。

ステップ 2
オートインジェクターをクリック音がするまで押し当てます。クリック音のあとに、黄色のプランジャーが降りてくることを薬液確認窓で確認します。オートインジェクターを押し当てたまま、薬液確認窓を確認します。

ステップ 3
薬液確認窓が全て黄色になると投与が完了し、2回目のクリック音が聞こえます。
投与完了後さらに5秒間はペンを押し当てたままにします。

4.投与後
❶オートインジェクターを離す
つまんでいた部分をはなし、注射部位から90度の角度でまっすぐ肌からオートインジェクターを離します。肌からペンが離れると、針ガードが元の位置に戻り固定され、針が覆われます。

❷投与後
少量の出血がありましたら、綿球かガーゼで注射部位を圧迫してください。注射部位はこすらないでください。小さな絆創膏を貼っても構いません。

❸本剤を廃棄
使用済みの本剤は、適正に廃棄してください。
- 本剤は1回限りの使用のため、再使用しないでください。